Fritz Hansen|フリッツ・ハンセン

北欧の国々はヨーロッパの中では人口も少なく経済的にも恵まれない時代が長く続きました。
そんな中、北欧の人々は人間にとって一番身近な日常の生活を大切にしてきました。物質的に満足することができず、限られたモノをいかに永く使って豊かな生活を営むためのノウハウを北欧の人々は積み重ねてきました。そのためモノに対して愛着をもつという精神が、作る側にも使う側にも宿り、結果として質の高い家具、暮らしにつながっているのではないでしょうか。
そんな北欧が生み出してきた家具たち。使う素材も、あたたかい木の温もりを感じる素材から、スチールなど金属を使ったものまで幅広いですが、共通していることは「無駄をそぎ落とし、機能的でシンプル」であること。
時代に左右されることなく長く愛して使える北欧の家具は、生活の中に豊かさを与えてくれます。

家具の部材を作るメーカーとして18721年に創業したフリッツ・ハンセン。培われてきた確かな技術と、シンプルで造形美に溢れたオリジナリティなデザインで北欧はもちろん世界中をリードし続けています。
そんな革新的な技術と新しい素材を巧みに結びつけ、美しく機能的な家具を作り上げたのは、アルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルム、ピエロ・リッソーニといった世界を代表するデザイナーや建築家たち。
発表して50年以上経つアルネ・ヤコブセンのセブンチェアやアントチェア、ポール・ケアホルムのPK22、ピエロ・リッソーニのアルファベッドソファなど、数々の「名作」と呼ばれる家具を世に送り出してきました。
そんなフリッツ・ハンセンのコンセプトの一つが、時代が変わっても色褪せることなく使われ続ける商品しか製造しないこと。上質な素材の持ち味を最大限に引き出し、職人がディテールにまでこだわり、一切の妥協を許さない品質の高さを保ち続けて作るフリッツ・ハンセンの家具たちは、時代や場所が変わっても、さらりと空間に溶け込んでしまいます。
長く使えるロングライフ製品をオススメしているヤマトヤワイズカーサではフリッツ・ハンセンの家具で上質な暮らしを提案していきます。

先にも述べましたが、ヤマトヤワイズカーサでは長く愛して使える家具・インテリアをおすすめしています。ここでご紹介するフリッツ・ハンセンの家具も、もちろんそのウチの一つ。流行に左右されず、シンプルで、どんな空間にもマッチするという理由もありますが、日本の住空間やデザインにとても馴染むというのもオススメしている大きな理由でもあります。
デンマークデザインに最も影響を与えたのは日本のモノ作りの発想でした。旅や書物を通して日本の文化から導かれたモジュールや、むき出しの構造体、自然と共存する姿勢などを学んでいたそうです。また日本の建築や文化などからインスピレーションを受けていた当時のアメリカの建築様式などが取り上げられていた「アーツ・アンド・アーキテクチャー」を若き日のポール・ケアホルムも熱読し、自身の家具や構造にもそれが活かされていました。伝統的なデンマークの建物も、むき出しの柱や梁、漆喰で塗り固められた壁など、日本の伝統建築に通じる部分がたくさんあります。職人技が息づき、シンプルでいて、主張しすぎず、それでいて凛としている日本の伝統的な建築・文化・モノ作り。そんな影響受けてきたデンマークデザインが日本の建築・空間に馴染んでしまうのもうなずけます。自然に囲まれた環境などもデンマークと日本には通じる部分がたくさんあります。
ヤマトヤワイズカーサでは日本人・名古屋人の住空間に、デンマークが世界に誇る家具ブランド「フリッツ・ハンセン」をご提案します。

「20世紀の北欧デザインを代表する人物」、「スカンジナビアン・モダン・デザインの先駆け」などと称されたヤコブセン。1965年に逝去するまでに数々の家具・建築をデザインしました。学生時代から自然を題材にした水彩画に長けていたそうで、その片鱗は彼の建築作品に使われた自然をモチーフにした壁紙やテキスタイル、またこれからご紹介する現在では「名作」と呼ばれる家具たちにも見ることができます。
代表作品と言えば「アントチェア」「セブンチェア」、そしてSASロイヤルホテルを手掛けた際にデザインした「エッグチェア」「スワンチェア」など。詳しくはこれから紹介しますが、デザインで共通していることは、「やわらかな曲線」「シンプルでオーガニックなフォルム」。絶妙なカーブを手でなぞった時に感じる「やさしい」触感は、ヤコブセンがデザインしたときにインスピレーションを受けてきた自然のフォルムがそのままカタチになって表れているからではないでしょうか。また子どもの頃にビクトリア調だった自分の部屋の壁紙を親に内緒で真っ白に塗り替えてしまったという逸話もあり、幼少の頃から培われてきた「シンプルに対する美意識」が家具にも反映されているヤコブセンのデザイン。機能性とオーガニックなフォルムをもつ、シンプルなものだからこそ、現在でも世界中で愛用され続けています。


あたたかな木の温もり。柔らかい曲線を描くデザイン。北欧が生み出した名作と言われる家具は現在でも色褪せることなく世界中で愛され続けています。その北欧家具デザイナーの中でも「鬼才」と呼ばれていたのがポール・ケアホルムです。
当時のデンマークデザインは人の温もりを感じるような木製家具が主流でした。ハンス・J・ウェグナーの「Yチェア」しかり。ボーエ・モーエンセンの「J39」しかり。そんな中ポール・ケアホルムは、まだ家具の素材として一般的ではなかったスチールを木などと同様に芸術的な天然素材と考え、金属を取り入れた家具を次々と発表していきました。
まるで日本刀の名品のような、繊細で研ぎ澄まされたディテールと、シンプルでありながら美しいデザインは50年以上経った現在でも色褪せることなく現代の住宅にも溶け込み、独特のオーラをもつ北欧家具デザイナーの鬼才ポール・ケアホルムの家具たちは今も多くの人たちを惹きつけています。

名作と呼ばれる家具は、世界的にみてもデザイナーが自分自身で使うためにデザインされたものが多く、ケアホルムもその一人でした。自邸には10種類あまりの自らによるデザインによるチェア、テーブルなどがあります。自分が使ってみて納得するのはもちろん、見ていても飽きない質の高いデザインでなければ生産しなかったというこだわりをもち、そのデザインの原点は「美しさの基準は自然界にある」と信じ続けていたケアホルム。シンプルで控えめな自然のフォルムがデザインの手本となり、インスピレーションを与える風景や植物などの写真コレクションが常に身のまわりに置かれていたそうです。そんなシンプルで繊細な研ぎ澄まされたデザインのケアホルムの家具だからこそ、時が経っても色褪せることなく、現在でも愛され続けています。

イタリアを代表するデザイナー・建築家です。1986年にスタジオ・リッソーニを設立。以来、ボッフィ、カッシーナ、カルテル、リビングディバニ、フロスなどなど、世界の名立たるブランドとコラボレートし、家具・照明デザインなどを幅広く展開しています。
リッソーニのプロジェクトにはホテルやオフィス、ショールーム、ヨット、個人住宅などの全体をデザインする、つまりトータルデザインをするものが多くあります。「シンプル」「ミニマル」なデザインを得意とし、気品さえも漂うリッソーニのデザインは目的や用途だけではなく「人のためにデザインする」という哲学のもとに考えられています。特に影響を受けてきたのが、アルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルムといった北欧を代表するデザイナー達。シンプルでミニマルながら、どこか優しさも感じられるオーガニックな雰囲気を見事に昇華し、現在のリッソーニ・デザインの基礎を作ったのではないでしょうか。

そんなピエロ・リッソーニが北欧フリッツ・ハンセンとタッグを組んだのが、2006年発表のLISSONI SOFA(リッソーニソファ)と2009年発表のALPHABET(アルファベット)。シンプルでミニマルなフォルムは、現在では名作と呼ばれているフリッツ・ハンセンの家具達とも見事にマッチします。1950年にデザインされたものと2009年にデザインされたものとでも空間に溶け込んでしまうフリッツ・ハンセンの家具達。きっとリッソーニのソファも、50年後も色褪せることなく愛され続けていることでしょう。

「アルファベット」と名付けられたこのソファは、イタリア人デザイナー、ピエロ・リッソーニによりデザインされ、デンマークが生んだ北欧家具の代表ブランド、フリッツ・ハンセン社より発表されました。
「ソファのエレメントは文字のようなもの。自由に自分の言葉を作ることができる」というリッソーニの言葉が表すように、ソファのパーツを文字にたとえ、幅広いパーツで組合せの「可能性」を広げています。
デザインモチーフは世界中で親しまれている北欧のおもちゃ「レゴ」。色々な形・色のパーツを組み合わせて形をつくるレゴの様に、座や背を好きな色・素材の張地にすれば、自分好みの「意外性」にとんだ組合せのソファを作ることができます。

座り心地は硬くもなく柔らかくもない「ちょうど良いモッチリ感」。シートと背もたれの芯には異なる硬さの2種のフォームを、ソファクッションには柔らかな素材を用いています。座面も広く奥行きも深いので、ソファの上に上がりこみ、あぐらをかいたり、クッションを枕がわりに寝ころんだり、雑誌を見たり、映画を見たり。日本人のライフスタイルにあった、安らぎ・心地よさを実現したソファです。

建築家の父親、陶芸家の母親をもつキャスパー・サルト。幼少の頃から「デザイン」のある生活環境で過ごしてきたサルトは、遊びで木彫りの小さなボートや車などを作っていたそうです。17歳で家具職人に弟子入りし、デンマークの木工技術を徹底的に勉強していました。その後、あのアルネ・ヤコブセンやポール・ケアホルムが学び・教鞭をとった伝統あるデンマーク・デザインスクールで学んだのは、これからご紹介するサルトの作品に大きく影響していると言えます。
フリッツ・ハンセンとの初めてのプロジェクトが2002年に発表した「ICE(アイスチェア)」。ASAプラスチック製の軽量なチェアで、屋外でも使用ができます。これを機にキャスパー・サルトとフリッツ・ハンセンとの関係もさらに深まり、2005年には多目的に使えるサイドテーブル「LITTLE FRIEND(リトルフレンド)」、2009年には新作「NAP(ナップ)チェア」を発表することとなりました。
「家具のデザインは人間と密接に繋がっているべきだ」と語るサルト。自然を手本に生み出されるシンプルなフォルムや素材、上質な仕上げは、「人々のニーズを満たすデザインが生活を向上させる」というサルトの信念そのものをカタチ作っています。


実際にイスに座ると、人は色々な姿勢をとります。腰を入れて深く座る、横向きに座る、脚を組む、前のめりになる、体を伸ばす、片足を上げる、などなど。このNAPチェアに座るとどんな体勢でも体にイスが馴染んできます。それはNAPチェアがもつ心地よい丸みを帯びたフォルムとシェルの内側に施されたリブ(凹凸)。特にフォルムは自然のものからインスピレーションをうけ、それがそのままカタチになって表れているからこそ人が座ったときに体に馴染む感じもするのでしょう。シェルを一体で作り、脚部を独立で取り付けてあるデザインはアルネ・ヤコブセンの影響を強く受けており、フリッツ・ハンセンの歴史・哲学を十分に理解した上で「どんな姿勢でも快適に座れるイス」を生みだしたキャスパー・サルトのNAPチェア。
是非座りの良さをヤマトヤワイズカーサで体感してください。

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