キリムうんちく

今回の『北欧の椅子のある生活展』と同時開催の『キリムのある暮らし』。

DSCN0364.JPG  キリムって、カラフルで柄もインパクトが強すぎて、シンプルなインテリアにはなんだか合わなそう…っていう方がきっと多いかな、と思います。 

ですが!! キリムは本当に知れば知るほど奥が深い。

平織りのキリムは絨毯の織りの構造に比べて単純であるため、歴史上、はじめての織物はキリムのような平織りの技法で織られたものと言われています。そのためキリムの歴史はかなり古く、現存するキリムで一番古いものは、16世紀のものが認められていますが、現在、完品として残っているのは、古くても100~200年前のものです。

今回の『キリムのある暮らし』でも、トルコ、イランを中心に25年~100年もののさまざまなアンティークキリムを展示しています。 

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もともとキリムは遊牧民の人々の生活道具として受け継がれてきた織物ですが、実は敷物として作られているものではありません。
昔は遊牧生活のなかで、穀物を入れる袋、食卓、ソルト袋、目隠し、風よけ、カバー…など、身近な生活道具としていろいろな用途で使われてきました。だから、薄手で折りたたむとコンパクトになるし、肌触りも少しシカシカする感じがするんですね。

最近の日本やヨーロッパではキリムのデザイン性が高く評価され、インテリアのアクセントとして、壁に絵画のように飾ったり、直に座らないようなソファやチェアの足元、ダイニングの下に大きく敷いたりと、いろいろなシーンで取り入れられています。

そう!基本的にキリムの使い方は自由なんです。

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左: トルコ産 パッチワークキリム(ネイビー) size:170×111 ¥57,000(税込)
中: トルコ産 ビンテージカーペット(ブラック) size:258×157 ¥245,000(税込)
右: トルコ産 パッチワークキリム(レッド) size:210×294 ¥186,000(税込)


ここ数年、世界の家具・テキスタイル・インテリアの最先端のトレンドがわかるヨーロッパ最大級のインテリアイベント 「ミラノサローネ」や「メゾン&オブジェ」などの会場では、最新トレンドのインテリアに合わせて、オールドキリムやビンテージカーペットをよく目にするようになりました。

意外に思われるかもしれませんが、モダンな空間にキリムアートギャッベって、組み合わせるととってもカッコよくなるんです。

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いまや世界中で「エコ」「自然素材」「ロングライフ」「リペア」などがキーワードとなっています。そんな中で、オールドキリムやビンテージカーペットが脚光を浴び、見直されているのを皆さんはご存知でしたか?

そのままアンティークキリムとして使われているものはもちろんの事、古いキリムをきれいなところだけ切り取り、そのままパッチワークにしたり、色を染め重ねたり、使い古した手織り絨毯をカラフルに染め直して加工したり、色違いのビンテージカーペットを何枚も重ねて大きく敷いたり…と「リサイクル&再加工」して、新鮮で味のある敷物として生まれ変わらせる、そんなカーペットがいまヨーロッパを中心に最新トレンドとして注目されているんです。

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ところで、何十年前のオールドのキリムやギャッベを見ていると、本当に昔の人は身近な「自然素材」を使い、代々受け継いでいけるような丈夫で長持ちをするものを、想いや祈りを込めて作ってきたんだなぁ、としみじみ思います。

それを作った人や使う人、受け継いできた人々も、色落ちや穴・擦り切れや汚れさえも愛着をもって使い続けて、きちんと「リペア(直し)」しながら、いろいろな人の手に渡ってきて、今ここにあるんですよね。

積み重ねてきたそれぞれの歴史が味わいや深みになるからこそ、「本物のアンティーク」となるような気がします。

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北欧の名作椅子も知れば知るほど素晴らしいものばかりです。

新しいものも「ちゃんとしたいいもの」を「愛着をもって使う」ことで、何十年後には「自分なりのアンティーク」になり得ますし、きちんとメンテナンスもできます。だって、使い捨ては「エコ」じゃないですものね。

使えば使うほど、「アンティークになりうる」本当の意味での「ロングライフ」な商品。
作り手や職人たちの想いのこもった本物の家具やインテリア、そして敷物。

そんな愛着の持てる、1脚や1枚をずっと長く大切に使っていくことが「いま」の私たちに必要な暮らし方ではないでしょうか。

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『北欧の椅子のある生活展』『キリムのある暮らし』では、そんな新しいものと古いものが心地よく同居する、なかなか見ることのできない空間を実際に見て、座って、感じていただけます。 

この機会にぜひ、ヤマトヤ・ワイズカーサ の『キリムのある暮らし』『北欧の椅子のある生活展』にお越しください。お待ちいたしております。

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