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フィン・ユール「NO.45 ラウンジチェア」

  • yscasa
  • 2024年4月8日
  • 読了時間: 2分

更新日:10月10日


1945年、デンマークの建築家であり家具デザイナーのフィン・ユールによってデザインされた「NO.45 ラウンジチェア」は、北欧デザイン史における転換点とも言える名作です。

この椅子は、構造をデザインとして"見せる"革新的なアプローチにより、“世界で最も美しいアームチェアのひとつ”と称されてきました。


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その特徴的なシルエットは、フレームとクッションが宙に浮いているかのような軽やかさを感じさせ、彫刻のような美しさを持ちながらも、機能性と快適さを兼ね備えています。

特に目を引くのは、アームとフレームの構造美。


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アームレストが本体から浮かび上がるように設計されており、木部の曲線と接合部の精緻な仕上げが、職人技の極みを感じさせます。座面と背もたれにはたっぷりとしたクッションが施され、包み込まれるような座り心地を実現します。

「NO.45」は、単なる椅子以上の存在です。それは空間に静かに主張を添える彫刻であり、長く愛され続ける機能美の結晶。


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フィン・ユールは機能と装飾を詩的に結びつけることを試みたデザイナーです。NO.45は、その思想が最も純粋なかたちで結実した椅子ではないでしょうか。美術館でも企画展が開催されるほどの芸術性と日常使いの実用性を併せ持つ、まさに“使えるアート”です。

クラシックでありながら時代を超越したこのチェアは、デンマークモダンの美学を今に伝えています。


ワイズカーサ本店にはフィンユールのコレクションは他にもチーフテンチェアやサイドボード、ウォールクロックの展示がありますので実際に見て触れてご体感いただけます。






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