ハンス J.ウェグナー作品の大ベストセラーであるカール・ハンセン&サン社のCH24、通称Yチェア。テレビや雑誌でも良く目にする、とても有名な椅子です。
北欧インテリアの代名詞でもあり、なんと半世紀以上前の1950年にデザインされました。
それ以来世界中で70万脚以上生産され、世界中で愛され続けています。

ワイズカーサでも多くの方にお求め頂いています。
なぜ、Yチェアはこんなにも愛されているのでしょう?
「座り心地の良さ」が分かりやすい!

Yチェアに座ると、その居心地の良さに「あ、この椅子座りやすい」と素直に思います。
ゆったりとしたアームには自然と腕をのせやすく、落ち着きを感じさせてくれます。
座面は広くゆったりとしていて、座面のペーパーコードが人それぞれの体型に合わせて絶妙にたわみながら体圧を分散します。
まるでラウンジチェア
Yチェアは背筋を伸ばしてカチっと座るというよりは、少しお尻を前にずらして寛ぎの姿勢で身体を預けることのできる椅子です。

ななめにダラリと座ったり、お行儀は良くないですが、座面上であぐらをかくこともできます。

長く寛ぐことのできる椅子なので、ダイニング用としてだけではなく、リビングや寝室に一脚、というセレクトも◎
ハンドメイドの温もり

徹底した品質管理の元で製作されているこの椅子は、サスティナビリティや環境保護の点でも優れています。
フレームの素材は、デンマークとその周辺の、環境に対し厳しく管理された再生可能な森林から伐採した木のみを用いています。長い時間をかけて育った木を、しっかり乾燥させて、長く使える家具に生まれ変わらせています。

座面は紙紐をよって丈夫に仕上げたペーパーコードを職人が手で張っており(なんとその長さ1脚120m!)、長く使って緩んできたら張替えが可能です(15年~20年程度で張替えることをおススメしています)。
Yチェアの製造には100以上もの工程があり、そのほとんどに職人の手仕事が加わっています。人の手によって完成される椅子には温もりがあり、座ると優しく穏やかな気持ちにしてくれます。
アイコニックなデザイン

Yチェアは『立体商標登録』を取得しており、その見た目だけで「あぁ、あの北欧の有名な椅子ね」と皆がわかるような、アイコニックなデザインをしています。
曲線が多様され、優しくナチュラルな印象を与えます。
360度どこから見てもバランスが良く、流れるような美しいデザインでありながら、空間をじゃませず静かに馴染む、そんなシンプルさも持ち合わせています。
軽くて丈夫

ゆったり座ることのできるサイズ感、そしてアームチェアでありながら、とても軽いYチェア。全体的に面よりは線による構造体であること、また座面も板ではなくペーパーコードが用いられ、それらが軽量化につながっています。
実際の重量も、また見た目の軽やかさも、Yチェアを特徴づける魅力の1つです。
そして上質な天然木素材をしっかりと乾燥させているので、細身かつ最小限のパーツで強度と耐久性を出すことに成功しています。
ナチュラルも和モダンも

Yチェアはその素材やカラーの選び方によって、北欧ナチュラルテイストのダイニングはもちろん、和の設えにも良く似合います。

日本で多く選ばれている理由のひとつは、日本人が心地良いと感じる空間にしっくりと馴染むからかもしれません。
STORYがある

傑作・名作と言われ歴史に残る多くの椅子と同様に、Yチェアにもその誕生までにストーリーがあります。
Yチェアをデザインしたハンス J.ウェグナーは、中国の椅子に座るデンマーク商人の肖像画からインスピレーションを受け、明時代の椅子を再解釈して数々の椅子をデザインしYチェアへとたどり着きました。
美しい曲線を生かし、身体に沿って自然に支えてくれる構造と角度を見出しながらも、無駄を省いたシンプルかつ美しいYチェアのデザイン。そこに辿り着くまでがどれほどの道のりであったかはかり知れません。
Yチェアはウェグナーの情熱と探求心の産物でもあるのです。
実際に毎日見て、触れて、身体を預けるものだから、椅子選びの基本は体感です!
Yチェアに、まずは座ってみましょう。
どんな風に作られた椅子なのか、どんな過ごし方を提供してくれる椅子なのか、想いをめぐらせてみましょう。
そんな風に日々使う日用道具にもっと愛着が沸くと、今までより心が喜ぶ毎日になるかもしれません。
ワイズカーサではすぐにお持ち帰り頂ける在庫をご用意しています。 お求めは店頭またはオンラインストアで。
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